ドサイドン@こだわりハチマキ

ここは ただの びぼうろく

ポケマスの夏ユウリとマリィのストーリーが剣盾の「ライバル」の関係性を鮮明に描いてるのかもしれない

いつも以上に雑記調です 文章としては纏まってない事を先に記しておきます というか短いっす

 

 

ポケマスの夏ユウリマリィエピソードが短いながらも本当に満足出来た一方、その満足感の正体が書きたくなったので書いてます

 

 

ユウリ(剣盾主人公)のライバルとしてホップが有名だが、勿論ビートやマリィ達もライバルだった

 

剣盾という作品はホップというライバルポジションの心情を過不足なく描写した事が人気爆発の要因と思っているが、このライバルという立ち位置について改めて考えたい

 

 

ホップの夢はNo.1のポケモントレーナーになる事だったが、その障壁としてライバルは存在する

 

 

そもそも夢は何故持つのだろうか?細かい話は省くが、生まれ持った時からある生存本能に基づいた感性が原因だと思っており、つまりアイデンティティそのものと思う

 

 

達成する事で自分を自分たらしめる=アイデンティティの確率=生への悦び

 

となり、裏を返せば達成出来なければ苦痛なのである

 

ここでホップの原作でのストーリーを振り返る

 

ホップは同じ志をユウリと持ってるから、同じ価値観を持っているユウリと意気投合した一方、勝負を挑むたび負け、アイデンティティを脅かす存在として認識し自分にその危機が来ていることを自覚し焦る

 

トーナメント最後では全てを受け止め勝負をするも結果的に敗れる

 

アイデンティティを失った事での喪失感に苦悩するも、ザシアン(ザマゼンタ)のストーリーを通じてアイデンティティを見つけ、それに向けて前進していく

 

 

というストーリーだった(思い返せばシーソー兄弟の話はアイデンティティがテーマの話だったのかも?)

 

ライバルはホップだけではなくマリィも含まれており、それが描かれたのが今回のポケマスの夏エピソードである

 

マリィはユウリの手伝いを頼まれて行ったとはいえ結果的に客を呼ば満足させる事を目標にしており、原作では笑顔の練習をしており、良い笑顔を作る事を目標にしている

 

だからこそ周りと違い(ここが実は重要)客を満足させられなかった事に辛さを感じてしまう 

 

清い志がある一方、より優秀なライバルがいるから苦しさを感じるのを表しているのは、その後出てくるブレイク団が表していると思われる

 

その後ブレイク団を手伝うと決めたのは、アイデンティティを失いかけてるブレイク団に自分を重ねつつ、ライバルとしてユウリと戦い勝つことを目標にした故の行動だろう

 

ユウリ達は最初は戸惑い、マオは少し懸念を見せた ユウリを「倒して自分が上になるための土台」として見ることと思われる上(手伝うのがブレイク団というのがそれを鮮明にしているように見える)、マオの反応は、勝者になるという夢を両者が持つ中そこで生まれる敗者に肩入れをするのは夢への否定になるからこその懸念であろう ただどちらもそこまで深刻には受け止めてないだろうし、実際そこまで深刻では無い(マリィは優しいので…)

 

皆自分のアイデンティティが大事である 勿論当然だ

 

そして、ユウリ達はマリィが何か悪意等があるわけでは無いのを知っており、その上でアドバイスをする

 

最終的にマリィは勝負を見せることで人気になり、自分のアイデンティティを見つけ、ユウリに勝負を挑み勝つことで得られるアイデンティティは必要ないと判断し、それに合わせてブレイク団も同様にアイデンティティを見つけたから、マリィはユウリの店を再び手伝う事にする

 

ユウリは客を集める事を目標にしており、その過程で生まれてしまう敗者にばかり共感してしまうと、それはユウリ達の目標への否定になってしまう マオはそのような部分を描くためのキーパーソンとなっている

 

目指すアイデンティティが同じであれば共感し合えて仲良くなれるのは、原作剣盾は勿論、マリィとブレイク団、マリィとマイの関係性に描写されている

 

しかしマリィは勿論ユウリに勝って負かすためにブレイク団を手伝ったわけではなく、あくまで切磋琢磨をし合おうとしていたと思われる しかし、心の底では勝って負かしてアイデンティティを手に入れようとしていた節もあったと思う そこがライバルの生々しい苦悩である

 

マリィという心優しいライバルが持つ苦悩の末の行動は、ユウリ含む全員が理解しており、苦悩を乗り越えアイデンティティを得られたマリィと、それを全て理解し受け止めたユウリの2人は、ラストシーンではなんだか始めとは少し違った関係性に見える(「お疲れ様」とだけ互いに言うシーンだったり)

 

ユウリは自分が「負かす為」の存在として見られていたかもしれないのも、分かってたのかもしれません

 

こうしたアイデンティティを巡る年頃の苦悩といった要素は、さながら剣盾原作のようである

 

今回のポケマス夏ストーリーは、原作での主要ライバルポジションがマリィだったverのストーリーだったような気がする ミニ剣盾である

 

という事で、今回の夏ストーリーは剣盾のライバルというポジションを原作同様に鮮明化しているようで感動した、という話でした〜(全く纏まってない…)

 

勝負というのは当然勝った側と負けた側に分かれ、その勝った側に皆なろうとする訳ですよね そこにアイデンティティがあるので…

 

だから時には相手の事を、負かして踏み台にする為の存在として見てしまう事例もある訳ですね

 

しかし、この勝負という事を互いに分かっていれば、切磋琢磨し合う関係性となれる訳ですね ただそれでも負けた側になるのは辛くて…というのが剣盾で描かれた苦悩だと思います

 

マリィがブレイク団の店で出した物が「勝負」だったのは、そうした勝負の価値を表したのかもしれません 勝ち負けを決めるコミュニケーションに価値を見出していたのならば、それはこのストーリーのテーマが表れているとも思えます

 

きっと互いに十分色々と理解し合えてる関係性を持つ者同士の勝負は良いコミュニケーションとなりそれ自体が価値になるのでしょう

 

ユウリとマリィは、そうした「ライバル」になれたと思われます

 

 

元のタイトルの話はここで終わりますが、それにしてもユウリちゃんなんとも凄い人物というか、「剣盾原作主人公」のような凄みがありましたね…

 

常に平然と振る舞ってるけど、自然とライバルが出来てしまうほど色んなことが普通に出来てしまうという…

 

マリィの事も全部わかった上でアドバイスとか会話とかしてるように見えますし、その平然となんでも出来てしまう様が、原作の無口(?)な主人公感が出てて、普通に喋るキャラでありながらその凄みが原作再現のように描写されてて、相変わらず凄い…と思わせます

 

ここまでで本当に1mmも纏まったこと書かなかったのですが、一番言いたかったのは今回の夏ストーリーが剣盾原作のようにライバルの心情にに焦点当てていて凄かったな〜という部分なので、そこだけ伝わればそれで良いっす

 

最後に、ポケマスは第二弾のメインストーリーがあるのですが、ある共通点を持つキャラが中心となったシリアスストーリーらしいのですが、これはキリヤくんの話もあるので「ライバル」が共通点だと思いますが、今回の夏ストーリーがまるでその伏線のように感じちゃいましたね 妄想しすぎか…

 

ではこの辺で