ドサイドン@こだわりハチマキ

ここは ただの びぼうろく

ORASが好きなのでポケマスEXのミツルのエピソードもブログで語る

最近出てきたミツルのエピソードも好きだったので語ろうと思ってたが、書くタイミングを逃したので今書く 長さ自体は短いと思う

 

 

いや〜ミツル君のORASでの、ED後に強さに溺れたあの部分を回収するとは思わなかったですね ちょっとしたノリで描かれた部分だと思ってたので、しっかり回収された事が驚きましたし、改めてこの部分もORASのテーマが絡んでるのではないかと考えようと思いました

 

内容自体にはあまり触れませんが、ミツル君が強さに溺れ切ってしまう所を、カルネやダツラの姿を見て反省し、改めてサーナイトと向き合うというエピソードだったのですが、このエピソードについて数点触れたかった部分を軽く触れます。

 

まず一番は、そもそもミツル君は何故強さに溺れた(いわゆる廃◯になった)のだろうか?という話です

 

ORASのテーマについての予想は省略しますが、概ね共存や共生がテーマとすると、原作のED後のミツル君の行動は自分本位そのものなんですよね。自分の強さの為にポケモンにそれを押し付けてしまうという… (色んな意見があるのはこの際省略します)

 

何故ミツル君がその役割を担ったのだろうか?という部分は少し気になりました。

 

原作ミツル君の大きな要素としては、病弱で家に篭りきりだったのと、独り立ちしようとして親から離れたという二点が挙げられるでしょう。ここだけの話だと、ミツル君のED後のあのような姿になる理由は、ミツル君が社会的な部分に触れる事が少なかった為に人としての感性が乏しいという個性の元生まれたのか、ORASのテーマの元、本当の部分では共存のような物ではなく自分の生を望んでいるという部分が顕になる、ORAS原作に共通した話の一環なのか、それとも全く別の話なのか(単なるノリ…?)、正直良く分かりません。この記事が終わる頃にも良くわかっていないのですが…()

 

よく分からなかったのでスルーしますが、一旦前述の、ORAS原作に共通した話という部分を頭の片隅に入れておきながら話を進めます。

 

気になった点はもう一つあって、ミツル君とカルネさん、ポケマス本ストーリー内で結構密接なんですよね。某漫画のようにぶつかる描写が珍しくあったり、強いチームを作る為とはいえミツル君がカルネさんと同じチームになる事にこだわっていたり… その後もサーナイトの為とは言えカルネさんをカフェに誘っていたり…

 

正直妄想の範疇を出ないのですが、サーナイトの為とはいえ少し密接な関係性のように見えてしまいました。サーナイトの為というのが建前なのでは…と思ってしまうように… 

 

単にポケモンの事を考えているという描写にしては、少し強調されているような…?ただ根拠は薄いままなので、あくまで妄想の範疇として話を進めます。(内容が内容なので、あらゆる話の断定は一切しない事を銘じておきます)

 

ではもし、ミツルくんとカルネさんと少し密接な関係を迫ろうとしていたのだったら…?

 

み…ミツル君…というのはさておき、これはミツル君自体が欲深いという描写ではないだろうか。ポケモンバトルで強くなりたいという欲の他、そのような欲も… 

 

その一方でミツル君は病弱で心細い思いをしてきた人間。両親から心配されて育ったとはいえ、独り立ちに賛同されない事を原作では強調されていた。一体どのような表現・描写なのだろうか?

 

少し話を変えると、ORASのダイゴやヒガナを始めとした主要キャラクターは、皆共存のような概念を持ち出しているとはいえ、自分自身の生存欲に従った人間だと思っている(そもそも自分を含めこの世の全ての人間が…)

 

例えばダイゴは、自身が共存の為に奔走していると感じているものの、本人としての問題は隕石を次元移動させて落とした先の事を考えなかったという部分で、命の選択をする基準がある→差別的な部分がある→自分本位、という結末だろう。本人以外の部分である、デボンコーポレーションのエネルギー源がポケモンの生体エネルギーという話が衝撃的なのだが、本人の話とは言い切れないし違うとも言い切れないので多くは触れない。

 

最も、自分本位で悪いという話でも良いという話でも無いのだが…

 

それはさておき、前述の話は逆に言えばこうとも言える。自分の為に生きる人間という存在でありながら、自分を人の共存という幻想の為に人一倍奔走していると認識する、矛盾した人間の「生」を維持する為には、ポケモン(に限らず何かしらの生き物)の命が無ければならない、という話に…

 

「生」を求めて動くという存在を描く以上、「生」を求めて動く存在の「生」を中心とした実態を描く作品が出るのも自然といえるだろう。

 

 

話を戻すと、ミツルはこれまで病弱で篭りきりで、両親から心配されつつも独り立ちに賛成されない存在だったという点を踏まえると、少し違う可能性も見えてくる。ミツル君の上記の過去が有ると、いわば情け無さや劣等感やそれに伴う焦りといった感情が出てくる人もいる。アイデンティティを見つけたいという人も出てくるだろう。

 

その上ミツル君は少なくとも表面上は心優しい少年。そうしたミツル君がミツル君たらしめる要因である、彼の本当の欲求というのは、前述の心の中の不満を解消する為のものである可能性があり、ポケモン勝負で強くなるという欲であっても不自然ではない。

 

原作のED前から、アイデンティティに苦しんでいる存在だったとは思う。病弱で外にも出られない存在が主人公の姿に憧れる様や、主人公にバトルを数回本気で申し込む姿、ED後はRSE自体から積極的にバトルを申し込むあの姿を考えると、当初から単なる少年では無かった可能性が高い。

 

ミツル君がとにかく自分という存在に悩んでいた人間だとすると、それは承認欲求と表すのも無理はないだろう。カルネさんと同じチームになろうとするのも、そうした背景があるように思える。

 

 

纏めると、ミツル君はその幼少期の経験から、心に不満(劣等感)を持っており、優しい少年の一面はありつつも、その不満を解消する為に、自分が上の存在でなければならない、という欲を持つようになった、という予想だ。上の存在、というのは、いわばヒエラルキーのような物だ。

 

ミツル君がカルネさんと組みたがったのは、良い言い方をすればチャンピオンに認められたかった、という感情だろう。その他一連の描写を見ると、それ以上の関係になろうとしているような雰囲気が見えなくもないが…

 

ところで、カルネさんとカフェに行く約束をしてENDを迎えたストーリーだったが、そこで終わったという事実に深い意味があるとは想定もそこまでしていないが、個人的にはその終わり方は、ミツル君は欲が豊富で強いという事を表していると思ったが、もしかすると、ミツル君はその後また欲がORASのED後のようになって、カフェで"失敗"してしまうのかも…?と思ってしまいました。

 

仮に自分の予想が当たっていたとしても当たっていなかったとしても、その部分が確かか否かはぼかすような形になっていると思うので、それ以上の根拠には言及しません。

 

最後に、ミツル君やカルネさんはサーナイトをバディにしている事もあってか、言葉要らずに心がわかったり、コミュニケーションが出来たりする場面が多かったが、これはサーナイトのバディという事を表すためだけの描写だったのだろうか?

 

手短に言うと、自分としてはORAS特有の、表面上取り繕ってても中身や本質が分かってしまうといった描写が含まれていると思ったが、それ以上は分からないのでそれはそこまで触れない。

 

 

という部分が大方注目していた部分であった。ミツル君がORASであのようになった事は様々な意見もあったが、手持ちがガルカブマリルリ+αとちょっと露骨に見える部分もあったかもしれないが、ORASが人の生を描く作品でもあった事を踏まえると、彼のような幼少期だとそのようになる可能性がある、という事を描写する事は自然のように今は思う。勿論それは可能性の段階でしかないが… 前述もしたが、RSEでもちょっと勝つ事に相当拘っていたのは忘れていたな…と自戒する所です。

 

 

ORASのテーマとしてはメインストーリーの部分に興味があったのでミツル君の描写はスルーしていましたが、こうして見るとミツル君もまた深く関わっている可能性がとてもある事を感じさせられました。

 

 

ORASメインストーリーとはまた違う、人の「生」の描写がある事で、ORASから伝わる「生」の描写・表現が伝わるストーリーでもありました!(個人的感想・妄想)

 

 

ここからはもっと雑な感想です

 

・カルネさん可愛かった…!

 

カルネさんが可愛かったです(直球) ミツル君との某漫画的展開だったり、そういった一面も出てくる描写があって笑顔になりました() カルネさんはポケマスEXで出てきたから好きになったキャラクターなので注目しちゃいました。

 

・ミツルの相方がダツラとネジキ…!

 

ファクトリーヘッド繋がり…!というよりもダツラとミツルが繋がっているのが驚愕なのですが、意外とここ重要だったりするのかな?最初期キャラクターとして普通に出てきているので時空の話はあまり関連無さそうな気がしますが…

どちらかというとダツラとミツルが絡むのはRSE感があるといいますか… その一方でORASにダツラは出てきてないけどポケマスはそこら辺が(敢えて)有耶無耶になってそうなのでOKという塩梅…かな?RSE要素だったのかもしれない

ファクトリーヘッドの内面も分かるお話でした。

 

総括すると、ORASの触れられてない要素(シーキンセツ触れるかな…?)であるミツル君の部分の話が、(恐らく)ORAS要素も踏まえて描かれていてとても感動しました!RSもORASもプレイしたし好きなので、個人的にとても嬉しかったです

 

書き残したことがあるかもしれませんが、眠すぎるのでここで終